理雄さん
大変ご無沙汰しております。
毎度このように言っている気がします。更新が遅く申し訳ありません。
去年の暮れに長く患っていらした鈴木理雄さんが永遠の旅立ちをされました。ご冥福をお祈り申し上げます。
鈴木理雄さんは元サントリーの宣伝部で「ブランデー、水で割ったらアメリカン。」などの数々のサントリーの名CMを作られた方で、その後演出家として数々のすばらしい仕事を手がけられ、私は公私共々大変お世話になりました。
鈴木さんはサントリーホールのオープンの時には総支配人もお務めになったほど文化芸術に大変造詣の深い方で、私のあこがれの大先輩でした。人生のこと音楽のことお芝居のこと、何かにつけ教えを請うのが私の常でした。今思うとなんと時間は残酷だと思います。もっと教えていただくことがいっぱいあったのに、と思うと今でも涙が止まりません。いつか一緒にお仕事をと思っていましたら、縁があり五輪真弓さんのコンサートの演出をお願い出来た時には本当に嬉しく、どんな言葉も逃さぬよう鈴木さんのお話を聞いたものでした。
でも長患いが消えた時鈴木さんのお顔がとても安らかで、これはこれでよかったと自分を無理に納得させています。
昨年は羽田健太郎さん、優しかった叔母、鈴木理雄さんとだんだん寂しくなっていきます。
でもこれでへこんでいたら旅立たれた皆さんに申し訳が立ちませんね。
今年もがんばります。