世界の神保彰さん、世界のエリック宮城さん!
長年こういう仕事をしていると、時々至福の時間というご褒美をいただく事があります。
今年に入ってお手伝いさせていただいていた堂本光一さんの「Endless SHOCK」http://www.tohostage.com/shock/index.htmlの仕上げに、世界的なミュージシャン、神の手、あるいは千手観音と称されるドラム神保彰さん
http://akira-jimbo.uh-oh.jp/profile.htmlと、
日米のみならず全世界にその名を知られた名トランペッターエリック宮城さん
http://www.ericmiyashiro.com/に、スコアーの仕上げをしていただきました。
とにかくレコーディング中は感激を通り越して、音楽好きにはたまらない時間でありました。
昨今のレコーディングではコンピューターが介在しない物はほとんどないので、心あるミュージシャンの方には音楽的にコンピューターにかなり妥協していただいて、その上で音楽を表現していただかなくてはなりません。
今の音楽製作というのは私が先にコンピューターのみでまずサンプルとなる音楽を造り、それを関係各方面の方に聴いていただいてコンセンサスがとれたら、初めてスタジオでレコーディングという段取りになります。その事の是非はともかく、事前にある程度の予測がつくというのは今の時代必要とされているわけです。昔のように力業で数やって「Happening」を期待するという方が、クリエイティブの本来的だとは思っても、現在の社会状況的にはなかなか難しい事ではあります。
ただ沢山の人が関わる事ですごい事が起きる事もありますが、現在のようにPCで一人で製作するという事は、逆に言うと自分の我を押し通す事も可能で、私的にその点が気に入っている場合も多い事は事実です。(笑)
さて神保彰さんに今年発売の
「JimboJamboree」http://www.kingrecords.co.jp/categorylist/jazz/index.htmlという、非常に元気の出るご自身のリーダーアルバムいただいちゃいました。これが、いい! 決してリズムだけに走ることなく、メロディーが心に残るフュージョンアルバムです。なんたってエイブさんとか歌っちゃうんだもん。楽しいですよ。
私と神保さん、音楽的接点がなさそうで?の方もいらっしゃると思いますが、実は同じような音楽経歴を経てきているのと、神保さんの懐の深さと神保さんをご紹介いただいた共通の友人、ファイブナインファクトリーの佐久間プロデューサーhttp://www.fivenine.biz/FIVENINE_SITE/TOP.htmlのお陰で今までお付き合いさせていていただいております。
えっ!音楽経歴違うだろうが!・・・おっしゃる通りで、世界的なバンドの神保さんを同じ釜の飯食ったような話しにするのはいただけないのですが、実は神保さんはかの慶應義塾大学ライトミュージックソサエティーhttp://www.fujikirin.co.jp/~klms/の名ドラマーで、私の方は早稲田大学ハイソサエティーオーケストラ」(中退です)http://www.high-so.com/index.htmlでアルトサックスをやっていたのです。いわゆる学生ビッグバンド早慶戦です。ああ慶早戦ですね。済みません、慶応の方々。
勿論時代も違いますし、音楽的成熟度も比較にならないのですが、私としては無理矢理そこに共通点を見いだして、私のセッションに参加願っているわけです。だから譜面もいい加減で、「神保さん、これは(いわゆる)って感じでお願いします。」なんてスタジオでお願いしちゃってるんですから、知らない人がご覧になったら「何だ、世界の神保さんに、あんないい加減な・・・。」・・・なんて、怒る人はいないとは思いますが、まあ神保さん任せのいい加減なアレンジャーです。(笑)
アレンジャーがいい加減でも作品は超一流の名プレイヤーのお陰で、素晴らしい物になりました。今のところは帝劇に行っていただかないと聞けませんが、ひょっとしてDVD化されたら、皆様にも聞いていただけるかなと思います。DVDなるかな、ならないかな?
最後にちょこっとだけ神保さんのお写真とアルバムジャケットを。
今回神保さんのお話が長くなってしまったので、エリックさんのすごさについてのお話は又日を改めてさせてください。