Dimension Brasshttp://www.crypton.co.jp/mp/do/prod?id=34270のTrumpetをVienna Instruments Prohttp://vsl.co.at/en/211/497/537/1456/1083.htmでプログラム中です。
いやあ〜恐れ入りました。
Vienna Instruments ProのHumanize機能が半端じゃない。同じ音を続けると微妙にピッチとかエンベロープが自動的に変化していく、つまり同じ音が繰り返されないようになっているのです。
例えば人間が演奏すると(一握りの天才的な演奏家は別として)全く同じ音は二度とでないのです。管楽器で言えば息の強さであるとか、舌のあて方とかが全く同じになることはない。だからいい音楽になる訳です。
この点コンピューターはプログラムしたが最後、同じ音なら全く同じ音「しか」でない物でありました。
ところがこのVienna Instruments ProというアプリケーションにVienna Symphonic Libraryを立ち上げると、まるでそこに演奏家がいるかのように、ごく人間的な微細なミス?をしてくれるのです。
つまりピッチで言えば。コンピューターの音は通常正確な音程を音の出だしから再現しますが、このアプリでは音の出だしをちょっと探るかのごとくピッチを揺らしたりするのです。これはアンサンブルをやった経験がある方はわかるかと思いますが、音を出した瞬間あれ?少しピッチ低かったかな?合わないな・・・ちょっと高めにしよう、なんてことを時間にしていえば5msec位の間に人間はやってのけます。これがV.I.P.で再現可能になっています。
今までもHumanizeという名称の機能は既存のシーケンサーアプリケーションにはありましたが、ここまで発音そのものを人間的に再現できたアプリはないような気がします。
まして現在世界最高のオーケストラ音源である Vienna Symphonic Libraryの音源をこのアプリで鳴らせば・・・すごいとしかいいようがないですね。
人間は日夜努力し完璧を目指していますが、コンピューターはどんどん人間くさく、不完全な物を目指しています。
おもしろいですね。;^_^)